自己流デザインを見直したいなら「腕のいいデザイン事務所で修業しないとふつうは身につかない知識と技と心得」を読んでみるのも良いと思う。

デザインに関する書籍のご紹介。今回は、「腕のいいデザイン事務所で修業しないとふつうは身につかない知識と技と心得」(MdNムック)

この書籍、2013年発行でCS5〜CS6の時代の内容ですが、今読んでもまだまだ通じる内容です。

タイトルの通り、グラフィックデザインの基本知識がまとめられています、DTPソフト普及以降の心得といった感じ。

フォント選びやカラーなどの知識の他、Photoshopを中心にIllustrator、InDesignといったグラフィックソフトでの基本的なテクニックもいくつかプレーンな形で記載されています。

学生時代に課題でグラフィックソフトは使用したが、基本的には使い方をちゃんと学んでいないので自己流。そのまま社会人となり、多忙なデザイナーになった方は、いわゆるOJT(On-the-Job Training)で自分の専門分野は得意でも、その他の部分はなんとなく…。ということも多いのではないでしょうか?(まぁぼくもそんな感じです)

今は、ネットがあるので、検索してなんとかなるはなるんですが、この本を読んでおけば知識として頭置いておけるので、対応力が良くなると思いますよ。

個人的には、Photoshopのトーンカーブの基礎知識や、塗りつぶし(コンテンツに応じた)、ドロップレットを利用した自動処理などなど、使いきれていない機能を知ることで、生じているロスを知ることができるのも良かったです。

MdNのムックにありがちな、加工テクニックもあるので、そういうテクスチャ系の加工についても読みたい人はなお良いのではないでしょうか。

自己流でデザインから、基本を今一度確認してみたい人や、効率を見直したい時など、ぜひ参考にしてみてください。