人生初、外痔核の手術(結紮切除術)を受けたので前日準備〜当日までの流れ。一泊入院ありの場合。

先日、痔(痔核)の手術を受けました。

なんでも、日本人の3人に1人は痔に悩んでいるとのこと。何かの参考になればと…、こちらのブログに残しておきます。

痔になった経緯

ぼくが患ったのはいわゆるイボ痔(外痔核)。先月受けた大腸カメラで下剤を飲んでかなりひどい下痢になり、その結果痔になってしまいました。

もともと、痔の気があり、今回痔になる前にも2回、痔(外痔核)になった事があります。いずれもひどい下痢が原因でした。ただ、以前の2回は、「ネリプロクト軟膏」を処方してもらい、1ヶ月もせずに治っていました。

しかし、今回は同じ薬を処方してもらって1ヶ月たっても治らず…。手術となりました。

行った手術は、結紮切除術の半閉鎖法です。

入院か、日帰りか。

痔の手術となった際、ぼくのかかりつけの病院は1泊2日の入院手術でした。後日、調べてみると、日帰り手術の病院もある模様。

ぼくの病院の場合は、手術入院一択だったんですが、忙しい人は日帰り手術のできる病院を探すという手もありかもしれません、入院費も浮くでしょうし。

ただ、術後は安静が必要。経過観察などのケアに差があるかもしれませんし、日帰り手術が可能な設備かどうかなど、病院により差がありそうなので一概にどちらが良いのかは分かりません。

ちなみにぼくは 14:00手術開始で、一泊入院して翌日午前中に退院のコースでした。

前日準備

手術前日は、お昼ご飯から制限がかかります。前日の昼・夕の食事は以下のような食事のみ。

  • おかゆ
  • パン(ジャム等はなし)
  • 素うどん
  • スープ(うわずみ)
  • くず湯
  • お茶
  • スポーツドリンク

消化の良いもののみ。果物、乳製品、牛乳はNG。

また、夜、就寝前に「センノシド」という便秘薬を4錠飲みます。排便が促されます。これは弱めな感じで、ぼくの場合は、便が出そうで出ませんでした。

手術当日

起床後に「レシカルボン」という座薬をお尻に入れます。これもいわゆる便秘解消用の下剤とのこと。この座薬を入れて15分〜20分は排便を我慢する様に言われたんですが、これが厳しい…。脂汗をかいて耐えましたが、15分が限界。トイレへ駆け込みました。

朝食・昼食はなし。ちなみにお水・お茶はお昼までは飲んでOKでした。

そしてついに手術へと病院へ向かいます。

手術

準備室に案内され、手術着に着替えます。この時点で、術後に使用する薬の説明を薬剤師さんがしてくれました。痛み止めや化膿止め、便を柔らかくする薬など結構な量です。

その後、看護婦さんから点滴を受けます。そのまま点滴と一緒に歩いて手術室まで移動。

まずは横になり、猫の様に背中を丸くします。そして、腰椎麻酔を行いましたが、これが一番痛かった…。どうも背中の丸まり方が弱かったらしく何度か刺し直ししたので、もし受ける人がいたらちゃんと背中を丸くしてくださいね。

このあと、痔核の切除なんですが、麻酔が聞いているので全然痛くないのでご心配なく。15分ほどで終了。

切除した痔核を見せてもらいました、結構大きかったです…。お尻に付いている時に自分の目で見ていた大きさよりも全然でかいです。

手術終了後は、麻酔で下半身が動かないので、そのまま一泊する病室までベッドで移動になります。

以上が、手術です。

入院

術後2時間ほどは、麻酔が効いているので動けません。その間、止血の点滴など打たれます。2時間ほどすると徐々に足が動く様に。痺れていたのが薄れてきて元に戻ります。

気になるお尻の傷ですが、寝ている間は気にならず。夜になるにつれ、お尻の穴に力を入れるとちょっと痛いかなぁといった感じでした。

この日は夕食は無し。お腹が減りますが、点滴で我慢しましょう。

ちなみに、ちょっとした作業ぐらいならできるかもと思い、ノートPCやタブレットを持って行ったのですが、麻酔の影響で頭をあげるとめまいがするため断念。安静にしていました。

初めての排便

ぼくの場合、手術した日の夜に排便したんですが、前日の下剤〜当日は食事をしていないため、ほぼ下痢。そのため、それほど痛みはありませんでした。ただ、ウォシュレットをした時に、傷にしみます…!痛い!

また、排便の際は出血がありました。ただこれは数日でなくなるとのこと。

手術翌日

明けて、翌日。先生に手術の部位を診察され、問題無しということで退院となりました。ただし、翌々日には診察があり、病院へ行ってます。その後は定期で診察に行くという流れです。

これでひと段落。あとは、徐々に回復していくとのことです。

まだ術後、数日ですが、お尻周りがかなりさっぱりしました(当たりまえですが…)。ただ、デリケートな部分なので完治には時間がかかりそうです。

今のお尻の穴に力を入れると痛いです…。

処方された薬は以下

  • ヘモナーゼ配合剤
  • オラセフ錠
  • オキソプロフェンナトリウム錠
  • テプレノンカプセル
  • クラシエ KB3乙字湯エキス細粒
  • 酸化マグネシウム錠
  • ネプロクト軟膏

出血・痛み・炎症などを抑える薬が多め。飲むだけでも大変ですが我慢しましょう。

ということで、痔の手術の体験記でした。

痔の手術、お尻だしちょっとやだなぁと思っていましたが、終わってみれば麻酔もしていたので全然痛みもありませんでした。どちらかというと術後2〜3日の排便時が痛みで憂鬱になるのでそちらは若干辛いですが…。そこを越えれば徐々に痛みは無くなっていきますので、早めにやったほうが後々楽になると思います。

ぜひこれから受ける人がいたら参考になれば幸いです。

病院でもらった痔のパンフレットが分かりやすく、よかったので紹介しておきます。ぼくが行った手術「結紮切除術」などについても分かりやすく書いてあります。

WEBで読めますので、お尻が気になる人はぜひ読んでみてください。オススメです。

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