そろそろ年末調整の準備。税務署から年末調整の書類一式が届く。ところで年末調整説明会いく?いかない?

今年も残すところあとわずか、そろそろ年末調整の準備です。

わが事務所にも「年末調整ちゃんとしろよ〜」との税務署からのお知らせが届きました。

年末調整は、給与所得者のその年の源泉徴収を正しく計算し、所得税を確定させる調整作業。なので基本的に事業者が行います。会社員だと会社がやってくれますね。

個人事業主の場合、自分一人で行なっている事業者にはまったくもって不要な作業ですが、従業員を雇っている場合は、必要。ぼくも妻を青色専従者として雇っているため、年末調整を毎年行なっています。今年で3回目。

年末調整のお知らせとして、住居地の税務署か開催する説明会の案内と、そのほかにパンフレットと、必要書類が送られてきます。
※引っ越ししたばかりの年や、青色専従者給与支払の届出をした年は送られてこない場合がありました。

入っている書類などはこんな感じ。

  • 源泉徴収税額票
  • 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引き
  • 年末調整のしかた
  • 給与所得者の配偶者控除等申告書
  • 給与所得者の保険料控除等申告書
  • 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

去年まで”給与所得者の保険料控除等申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書”だったものが、今年からそれぞれ一枚づつに別れていますので要注意。去年と違います。

  • 給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書
  • 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表
  • 支払い調書一式(報酬・不動産等)
  • 給与支払報告書(個人別明細書)緑・オレンジ
  • 給与支払い報告書(総括表)

これらの書類、国税庁や市区町村のホームページからpdfデータでダウンロードもできますので、不足している人は検索してみてください。

この季節だと、各地の税務署に行くと廊下に「ご自由にお持ちください」でこれらの書類が置いてあるので、近場の人は直接税務署でもらうのもあり。さらに、開催される説明会にいけば大抵置いてあるので、時間のある人は説明会に行ってみるのも良いかと。

ただ、税務署から送付されてくると、

  • 給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書
  • 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表

この辺の書類には、自分の住所氏名や、整理番号まで印字されているので記入時間が短縮できます。エコではないんですが、「年末調整お知らせ」が送られてくると、リマインダー効果もあるし、一部印字してあるしで助かってます。

年末調整の説明会は行くべきか?

さて、この10月下旬に届くお知らせですが、支払い者向けに「年末調整の説明会開催のお知らせ」が絶対入っています。

説明会に行くべきか行かないべきか…。ちょっと迷いますよね。
ぼくは、初めて年末調整をする年の説明会に一回行ったことがあるので断言できますが、青色専従者くらいなら行っても行かなくても変わらないです。

というのも、大抵でっかいホールのような会場で、税務署員の人がパワポで説明するだけなんで。説明も手元にある

  • 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引き
  • 年末調整のしかた

をそのまま読んでいくスタイル。学校の授業を思い出します。何度途中で帰ろうと思ったか。結局、帰ってからやり方ネットで調べましたからね…。

ただ、一回行ったから判断できるわけで、もし時間が許すなら経験として一回行ってみても良いと思います。

どちらかというと、従業員が多い企業向けなのかなぁと。経理担当者の新人らしきスーツ姿の人も多かったです。まぁ、上司から行ってこいと言われるんでしょう。お疲れ様です。上司も説明する手間が省けて良いですしね。

ということで、行ったことのない個人事業主は暇を見つけて一回行ってみるのもあり。特に経理経験がなかった人は世の中こんな感じなんだなと実感できます。

でも、一回で良いと思います。毎年の変更点もあるんですが、ネットや送付されてくるお知らせに書いてあるので2時間かけて説明を聞くこともないかと。

平成30年分の年末調整は2019年の1月31日(木)までです。忘れずに対応しましょう。